ご利用者の生活圏(プライバシー)に入ることが前提で成り立つサービス!
7月8日(木)に第四回 定期研修を行いました!
今回は【個人情報とICTリテラシー】についてです。
”訪問介護”の性質上、
ご利用者様の生活圏(プライバシー)に立ち入り、サービスを行います。
そのため、個人情報の取り扱いは慎重に行わなければなりません。
まずは、【個人情報とプライバシー】について研修内容をご紹介します🖊
個人情報とは?
”生存する個人の情報”であり、”特定の個人を識別できるもの”とされています。
”生存する個人の情報”ですので、死者には基本的に適用されません。
例えば歴史上の人物なども適用されると、歴史ドラマや小説など作成できなくなってしまいますもんね💦
”特定の個人を識別できるもの”については、平成27年9月に法改正があり
氏名、生年月日その他の記述等だけではなく、
文書、図画、電磁的記録、音声などを用いて表されたもの等も追加されました。
これほど、個人情報については慎重になりつつあるのです。
情報漏えいの事例
下記4点が、情報漏えいの大きな原因となっています。
①電子媒体の紛失 ⚠一番多い⚠
┗ご利用者や、事業所の情報が入ったPC、スマホ、USBを置き忘れる。
②SNSやインターネット上での発言、書き込み
┗ご利用者様と撮影した写真を載せる。仕事の愚痴や悩みを投稿する。
③紙資料の紛失
┗サービス実施記録が1枚無くなっている。ケア内容をメモした紙を失くした。
④口頭での情報漏えい
┗ご利用者様のサービス内容や事業所のことを、世間話の流れで話してしまう。
外でご利用者様を見かけて、名前で呼び留めてしまう。
【事例①】
ヘルパーAさんは、近所のご利用者BさんとCさんの訪問介護のサービスをしています。
ある日しっかり者のご利用者Bさんから、「最近、近所のCさんもあなたが担当しているんですって?Cさん、お元気かしら・・・どんなサービスを受けているの?」と世間話の延長で聞かれました。
あなたなら、どう答えますか❓
A.「元気です」くらいであれば、個人情報を特定されることはないかと考えられます。
ただ、どういうサービスを受けてるかなど内容のことは言えないと伝えましょう。
断りにくい時は、「事業所の方針で伝えられない」などと伝えてみましょう。
民生委員さん等、情報共有をした方がいい立場の方へも個人的に伝えるのではなく、
「事業所の責任者からお伝えします」と伝えるのがベストです。
社内の情報共有も基本ですね。もちろん、責任者はケアマネージャーさんへの情報共有も忘れずに。
この事例以外にも、事業所の愚痴や悪口も”情報漏えい”になります。
軽い気持ちで発言したことでも、大きな問題になることも多いですので、注意しましょう。
”個人情報”と”プライバシー”は、同じではありません!
プライバシーとは、「個人情報」の取扱いとの関連のみならず、幅広い内容を含むものとされています。
例えば、サービス内容、趣味嗜好、個人や家庭内の私情など・・・
この後のICTリテラシーでも非常に重要とされています。
個人情報の漏えいが、プライバシーの侵害につながることもありますので気を付けましょう。
ICTリテラシーとは
ICTリテラシーとは、簡単に言うと”情報通信技術”を使いこなす能力です。
アイリスでも積極的に、ヘルパーさんとのやり取りにはスマホアプリを利用し
迅速な対応ができるよう工夫しています。
2021年度の介護報酬改定では、新型コロナウイルスなどの感染症対策や、
介護従事者の働き方改革および人手不足に対応するために、ICT化の推進が大きく反映された内容になっています。
紙媒体は、使い慣れており非常に便利ではありますがICT化にも慣れていきましょう。
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まとめ
以上、いかがでしたでしょうか?
コミュニケーションが重要な職種だからこそ、個人情報保護やICT化は今後はますます重要になってくるとヘルパー一同学びました。
アイリスでも、ご利用者様の郵便物や段ボールを破棄する際に、ラベルの取り扱いには気を付ける、
(住所や宛名の記載がある為)
同行やケア時にメモを取るときは、必ずご利用者様のお名前はイニシャルを使う、番号は一つのページにまとめるのではなくページを散らすなど一層注意を払っています。
ご利用者様や従業員を守るために、研修で学んだことも生かし【個人情報保護】を徹底していきます!!